「果樹園」から「極北唯一のワイナリー」になるまで
ユーコンワインズ&ソルスティスサイダーワークス誕生まで
オーナー・カイル氏が、2023年から日本でハスカップワインを販売開始しましたが、それまでには紆余曲折を経ています。
「果樹園」の創立
2014年にユーコン・ベリー・ファームをハスカップが大好きな友人に誘われて設立したことからカイルとハスカップの物語が始まります。タキーニ川と雄大な山々、そして世界で最も澄んだ空気に囲まれた広大な土地に、2万本ものハスカップが植えられました。そこで「ハスカップベリー」の栽培を始め、果樹園としてベリーの販売やジャムの販売を開始しました。
日本でのハスカップ体験が彼に火をつけた
2016年に東京で開催されたフード&ワインショーにたまたま参加した際に、日本人のハスカップに対する反応の良さに衝撃を受け、日本への販路を目指すことになります。
大きな目標を持って帰国した後直ぐにユーコン川沿いに畑を追加購入を決意。現在までに、20ha(東京ドーム5つ分)の広大な土地で5万本以上のハスカップやその他のベリーを栽培しています。
ベリー生産量を増やしたカイルは、ジャムの製造だけではなく、ワイン、サイダーの製造を決意します。知見もない中、手探りではありますが色々な人のサポートにより少しずつワインの作り方、サイダーの作り方を勉強し、試行錯誤を重ねます。
「極北の地で唯一のワイナリー」の創立
2019年にはワイナリーとしてYukon Wines、サイダーのブランドとして、Sostice Ciderworksを設立しました。ユーコン・ワインズは、ユーコン州ホワイトホースにある、カナダで最も北に位置するワイナリーとなりました。
現在ユーコン準州では、5種のワインと10種のサイダーを販売しており、地元のリカーショップで見かけることができます。
ダブル金賞を受賞
嬉しい事に、2023年にはカナダのワイン大会、All Canadian Wine Championshipsにてハスカップドライ2020がフルーツワイン部門で最高位のダブル金賞を受賞しました。権威あるワインの団体からも味を認められたことは大きな糧になっています。
日本から遠く離れた極北の地、ホワイトホースで頑張るカイルを是非一緒に応援して頂けたら嬉しいです!どうぞ宜しくお願いいたします。